2012年に日本の人材企業リクルートに買収されたことで、Indeedがプラットフォームを日本市場にローカライズする機会が生まれました。日本の独自の雇用システムのもとで、労働者は同じ雇用主に対して長期的にコミットし、短絡的なキャリアを歩むことを余儀なくされており、雇用がより流動的なグローバルの基準とはかなり異なっています。
日本の既存プラットフォームは従来の価値体系に対応しており、雇用主と求職者の双方に快適なものですが、新しい分野に羽ばたきたい人にとっては使いづらいものでした。Indeedのオープンかつ探求心あふれるアプローチは、新しい気づきを与え、日本の求人市場に変化のきっかけをもたらします。
Indeedのブランドアイデンティティや課題を日本市場に適応させるため、私たちは米国テキサス州にあるIndeedのグローバルブランドリーダーたち、リクルートホールディングスのリーダーたち、新しいIndeed 日本法人のチームと協働し、テレビ広告やデジタルプラットフォームの展開を開始しました。ローンチ後は、同ソーシャルメディアにおける同社の既存の成長モデルからの知見や資源を活用しつつ、文化的に非常に異なるパラダイムに合わせて再構築していきました。
私たちの戦略は、労働の本質の変化を啓蒙する情報によって労働に対する意識を最大限に高め、今の時代に則したストーリーテリングを展開するものでした。物語性がありながら、現実感あふれるコンテンツをIndeedのグローバルメディアエージェンシーとパートナーシップを結びながら開発しました。
Indeedは1年半にわたり、日本市場を牽引する求人プラットフォームとしての地位を確立していきました。これにより、2020年には最も近い競合他社の2.5倍となる平均3,000万超の月間ビジター数を達成し、Indeedが日本における主要な求職プラットフォームになる道筋となりました。